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仮普請

かりぶしん
名詞動詞-サ変
1
標準
temporary building
文例 · 用例
もとより芝居小屋の建物は俄作りの仮普請で、その騒動を持ち堪え切れる筈はなく、二階から先にずり落ちた。
岡本かの子 宝永噴火 青空文庫
十年(丁丑) 一八七七○四月、新富座の仮普請|出来して開場。
岡本綺堂 明治演劇年表 青空文庫
それは江戸に大地震のあった翌年で、安政三年八月二十五日、江戸には凄まじい暴風雨が襲来して、震災後ようやく本普請の出来あがったもの、まだ仮普請のままであるもの、それらの家々の屋根は大抵吹きめくられ、吹き飛ばされてしまった。
岡本綺堂 異妖編 青空文庫
八幡の本社はこの二月の火事に類焼して、雪の下の町もまだ焼け跡の整理が届かないのであるが、江の島開帳を当て込みに仮普請のままで商売を始めている店も多かった。
岡本綺堂 恨みの蠑螺 青空文庫
豪壮な伽藍は、幾度も兵火にあいながら、私達の子供の時分までは再建を続けられていたのだそうだが、坊主が養蚕で火を出してから、今では仮普請の小さなものになってしまった。
――私の郷土を語る―― 荒雄川のほとり 青空文庫
「あすこも仮普請などで、また商売を初めたんだがさつぱりはやらないさうだ。
牧野信一 「悪」の同意語 青空文庫
勿論、仮普請も沢山ありましたが、金廻りのいゝのや、手廻しの好いのは、もう本普請をすませて、みんな商売をはじめていました。
岡本綺堂 三浦老人昔話 青空文庫
場所柄だけに、店の方はすぐに仮普請に取りかゝって、十二月には兎もかくも商売をはじめるようになったので、主人や店の者は日本橋へ戻りましたが、焼跡の仮小屋同様のところでは女子供がこの冬を過されまいというので、主人の女房や娘子供は矢はり小梅の方に残っていることになりました。
岡本綺堂 三浦老人昔話 青空文庫
作例 · 標準
「建て替えの間、このボロい仮普請の家で我慢してくれよ」
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震災のあと、庭に急造の仮普請を建てて炊き出しの拠点にした。
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見た目は不格好な仮普請だが、断熱材を入れたおかげで意外と暖かい。
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