幻辞.com

両天秤

りょうてんびん
名詞
1
標準
two alternatives
文例 · 用例
しかるに源ちゃんは両天秤、女を張る時は半纏で、顱巻。
泉鏡花 湯島詣 青空文庫
」 あはや私の鉾先が、もう一手で敵の陣中目がけて両天秤の凱歌をあげさうになる途端、私は快哉の叫びを挙げんものとわくわくしてゐるのだが、つい彼の悪態が耳について胸が震へ出すのだ。
牧野信一 泉岳寺附近 青空文庫
驚いて私は陣形を見直すと、追撃にばかり熱中してゐた私の駒は、見事敵の逆手に陥つて立往生の両天秤にかゝつてゐるのだ。
牧野信一 泉岳寺附近 青空文庫
美しい姐さんに船を漕いで貰う、お酌もして貰う、両天秤を掛けるところを、肴は骨までしゃぶッて、瓢箪は一滴を留めずは情け無い。
江見水蔭 悪因縁の怨 青空文庫
かうした考へが起るに連れて、支那と薩摩を両天秤にかけた頃のくすんだ気持ちは、段々とり払はれて行く様である。
折口信夫 若水の話 青空文庫
しかし、アントニウスとオクタヴィアヌスを両天秤にかけて操縦することに於いては多少見当を誤り、アントニウスの方に偏しすぎたため、アクティウムの決戦後は一時不安を感じていた。
野上豊一郎 処女の木とアブ・サルガ 青空文庫
中にはまた「大衆性」といふ言葉を有難く解釈して、ヴィクトオル・ユゴオやトルストイは大衆的小説を書き、同時に、それが芸術的な高さをもつてゐたと論じる人々もゐる如く、演劇の通俗性を承認して、これを現代思想的背光によつて飽くまでも「芸術」たらしめようとする両天秤案も現はれてゐるやうだ。
岸田國士 劇壇左右展望 青空文庫
(註五) 我が皇位の尊厳と、和気清麻呂に対する過大なる賞讃とは、例えば両天秤の様なもので、一方をあまりに高くあげると、一方が低く下って来るとは、かつて故久米邦武先生の論ぜられたところであった。
喜田貞吉 道鏡皇胤論について 青空文庫
作例 · 標準
彼は仕事と趣味、どちらを選ぶか両天秤にかけて悩んでいた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
二つの魅力的な提案があり、どちらにしようか両天秤の状態だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
両天秤をかけずに、一つに集中する方が良い結果を生むこともある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash