春夏の交
しゅんかのこう
名詞
標準
change from spring to summer
文例 · 用例
」 春夏の交に阿部侯正精は病気届をしたかとおもはれる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
勿論恆信風以外に、低氣壓や潮流の關係や、その他の事情もあつて、簡單に斷定は出來ぬが、恆信風を利用する上から申せば、その反對に、春夏の交に支那から日本に、秋期に日本から支那に渡航する方が寧ろ安全便利と思ふ。
— 桑原隲蔵 『大師の入唐』 青空文庫
其が、春夏の交叉期を畏れる風習に惹かれて、時期が早まつて行つた。
— 折口信夫 『村々の祭り』 青空文庫
持統天皇の吉野行幸は前後三十二回(御在位中三十一回御譲位後一回)であるが、万葉集年表(土屋文明氏)では、五年春夏の交だろうと云っている。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
春の祭りに花を祝福した行事が、春夏の交叉する頃にも、一層激しく行はれ、鎮花祭――行疫神や、害虫や、悪風を誘導して祓ひ出す――が、人間の精霊を退散させる事によつて、凶事は除かれるものとする念仏踊りを生み、其が教義づけられて、念仏宗になつたものゝ様です。
— 折口信夫 『翁の発生』 青空文庫
緑葉の森々たる、紅花の爛々たるは、あたかもわが春夏の交に似たり。
— 井上円了 『西航日録』 青空文庫
殊に桑畠の支度その他、新たなる春夏の交の仕事は増加して、この期は極度に労力の不足する時である。
— 柳田国男 『木綿以前の事』 青空文庫
作例 · 標準
春夏の交には、急に気温が上がることがあるので体調管理に気をつける。
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春夏の交に差しかかり、木々の緑が日増しに濃くなっていく。
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春夏の交の爽やかな風が、カーテンを揺らしている。
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