松の実
まつのみ
名詞
標準
pine nut
文例 · 用例
或時長頭丸即ち貞徳が公を訪うた時、公は閑栖の韵事であるが、和らかな日のさす庭に出て、唐松の実生を釣瓶に手ずから植えていた。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
五葉の松でもあればこそ、落葉松の実生など、余り佳いものでもないが、それを釣瓶なんどに植えて、しかもその小さな実生のどうなるのを何時賞美しようというのであろう。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
その器その徳その才があるのでなければどうすることも出来ない乱世に生れ合せた人の、八十ごろの齢で唐松の実生を植えているところ、日のもとの歌には堕涙の音が聞える。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
「そこが、社会主義の世の中の価うちだ」 李がいつか汽車んなかで、松の実を食いながら信吉に話してきかせた。
— 宮本百合子 『ズラかった信吉』 青空文庫
全体それは何と何が三十六碗になるのです」お登和「支那料理の本式は何でも四|色ずつ出るので、先ず生の菓物が四色、即ち芭蕉の実に林檎に蜜柑に竜眼肉というようなもの、それから乾した菓物が四色、それから西瓜の種に南瓜の種松の実に杏仁といって杏の種とその四色を四|瓜子と申します。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
六|月目が過ぎると、杜松の実は堅く、肉づいて来ましたが、女はただ静として居ました。
— グリム 『杜松の樹』 青空文庫
七|月になると、女は杜松の実を落して、しきりに食べました。
— グリム 『杜松の樹』 青空文庫
如何となれば、布荒き日蔽には枝に下りし松の実の影描かれたり。
— 仏蘭西近代抒情詩選 『珊瑚集』 青空文庫
作例 · 標準
サラダに松の実を加えると、香ばしさがアクセントになる。
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松の実を使ったパスタは、風味豊かでとても美味しい。
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彼女は松の実が大好きで、お菓子作りによく使う。
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ウィキペディア
松の種子 は、マツ科マツ属の植物の種子の胚乳(雌性配偶体)の部分で、食用になる。
出典: 松の実 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0