ギャバジン
ギャバジン
名詞
標準
gabardine
文例 · 用例
呉服屋の手代とはいえギャバジンの洋服をリュウと着こなして、見るからに少し足りないアプレ型である。
— 坂口安吾 『神サマを生んだ人々』 青空文庫
リュウとしたギャバジンの洋服のオモカゲどこへやら。
— 坂口安吾 『神サマを生んだ人々』 青空文庫
二十二歳の新調のギャバジンの背広をキチンときたサラリーマンだった。
— 東京ジャングル探検 『安吾巷談』 青空文庫
男の服装はネズミ色のオーバー、ギャバジンの白いズボン、ノーネクタイだった。
— 坂口安吾 『フシギな女』 青空文庫
都会の奴がアロハを着るうちはまだいいが、ギャバジンを着やがると、いけなくなるよ。
— その二 大岡越前守 『安吾人生案内』 青空文庫
おろしたてのギャバジンの背広をきている。
— 坂口安吾 『街はふるさと』 青空文庫
ギャバジンの三ツ揃いぐらいじゃア、めったなことで米の一升も売ってやらねえから覚えてやがれ。
— 坂口安吾 『武者ぶるい論』 青空文庫
次に水道橋駅の手洗所から出て来たときには、ズボンが折目のとれた古い薄茶色のギャバジンに変り、靴もいやに派手な型のものに一変していた。
— 江戸川乱歩 『薔薇夫人』 青空文庫