青葱
あおねぎ
名詞
標準
文例 · 用例
黄ばみたる青葱色の眼の光来る夜の恐怖にそそぐ。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
幽靈覺醒むればしんしんと水の音近し、わが乳母の心音かそは夜は暗く……耳鳴す……青葱畑……いづこにか夜芝居の篠きこゆ、本釣きこゆ、恐ろしき道すがらその肩にかぢりつき、手をのべてからめども、首すぢは『お岩』のごとく、髪のけの青かりしかな、韮の香の噎さへしつ。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
23青葱とりてゆく子を薄日の畑にながめてしくしく痛むこころに酒をしぼればふる雪。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
幽靈覺醒むればしんしんと水の音近し、わが乳母の心音かそは夜は暗く……耳鳴す……青葱畑……いづこにか夜芝居の篠きこゆ、本釣きこゆ、恐ろしき道すがらその肩にかぢりつき、手をのべてからめども、首すぢは『お岩』のごとく、髮のけの青かりしかな、韮の香の噎さへしつ。
— 抒情小曲集 『思ひ出』 青空文庫
自分は青葱入のオムレツをたべて恢復した。
— 宮本百合子 『一九二九年一月――二月』 青空文庫
スープ、スダークにマカロニをとり、二人でわけてたべ、夜は早くおなかがすいて、Yオリガさんへ出かける前、青葱の汁をつくり御飯をたき玉子をかけて日本飯をくった。
— 一九三〇年(昭和五年) 『日記』 青空文庫
青葱の葉などが落ちている朝の往来をそっちに向って近づきながら、ひろ子は或る言葉を思い出した。
— 宮本百合子 『乳房』 青空文庫
朝食、さや豆煮と、豆腐と青葱のみそ汁、生卵二の他は、何もない感じ。
— 昭和三十三年 『古川ロッパ昭和日記』 青空文庫