論告
ろんこく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
prosecutor's closing argument
文例 · 用例
細君は亭主と正面に向き合つて、「論告」を下してゐた。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
半目をとぢて怠屈さうに椅子にもたれて居た検事は、立つて論告をした。
— 平出修 『公判』 青空文庫
」「検事の論告よりも酷い裁判だ。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
況んやこの明知赫燿たる神の法廷に於て、ダメス王のすべてを知っている鼻が、その有意識界無意識界の変化に対して、何等かの表現能力を持っている事を認め得られない筈はありませぬ」 果せる哉、検事の論告は、矢張り検事の役目に背いたものでありませんでした。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
この巧妙なる論告に対して静的表現界の代表者、月の神は立上りました。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
だから、立会の検事が、少年の心理に少しの理解を持たない峻厳な論告をした時、どうしても、心のうちで首肯することができませんでした。
— 菊池寛 『若杉裁判長』 青空文庫
ロシアの近代思想を縦横に解剖してゆく検事の論告に読みふけっている最中に、「どうだい近頃は」というような、この上ないコンベンショナル〔型にはまった〕な話しかたをしかけるものがあったら、その瞬間には、相手の男がどんなに大学者であっても、まるで煉瓦のように無知な人間と映ずるに相違ない。
— 平林初之輔 『探偵小説壇の諸傾向』 青空文庫
或る夢では、杜自身が犯人であって、お千を殺した顛末を検事の口から痛烈に論告されているところを夢見た。
— 海野十三 『棺桶の花嫁』 青空文庫
作例 · 標準
検察官は、証拠に基づき、被告人に対する論告で懲役5年を求刑した。
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法廷で、検察官は冷静かつ力強く、被告人の罪状を論告した。
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この裁判の行方を左右する、検察官の最後の論告に、傍聴席は固唾を飲んで聞き入っていた。
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ウィキペディア
論告(ろんこく)とは刑事訴訟で証拠調べが終わった後に検察官が行う事実および法律の適用についての意見の陳述をすること(刑事訴訟法293条)。
出典: 論告 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0