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浮き出る

うきでる
動詞-一段動詞-自動詞
1
標準
to rise to the surface
文例 · 用例
この闇の中を夢のように歩いていると、暗い中に今夜見た光景が幻影となって浮き出る
寺田寅彦 まじょりか皿 青空文庫
月石の光芒がスープの中にぽくりと浮き出る
岡本かの子 食魔に贈る 青空文庫
右手の方、一間半ばかり離れて、雑草の中に、何か、時々ぼーっと浮き出る白いものが眼についた。
蘭郁二郎 鱗粉 青空文庫
それきりだが、それ故にまた、深夜の中にくっきりと浮き出るのだ。
豊島与志雄 聖女人像 青空文庫
すると、ありありと姉さんの面影が、その、日に輝いたとこなつの花弁の中に浮き出るのでありました。
小川未明 夕焼け物語 青空文庫
「待つて下さい、庚申塚の親分、――私は人に聽いたことだが、締め殺して暫らく放つて置くと締めた紐の跡が浮き出るといふことだ。
妹の扱帶 錢形平次捕物控 青空文庫
之は一方に於て世界観の一部であると共に、他方に於て直接に創作方法に結びついているばかりでなく、私小説の私や、主体や自我意識の姿さえも浮き出る壁なのである。
戸坂潤 思想としての文学 青空文庫
若い時は知らず、老いてたるみ、皺に包まれた老婆の全身を埋めた刺青の醜怪さから、若い女の起誓をこめた、腕や、内股の名前や、花札や、桜なぞの刺青から、アルコール分の摂取とか、湯に入った時にだけ浮き出る商売女のぼかし彫や、隠彫なぞを見ても全く何の興味も覚えなかった。
富田常雄 刺青 青空文庫
作例 · 標準
例句
2
標準
to stand out (e.g. against a background)
作例 · 標準
例句
浮き出る(うきでる) — 幻辞.com