内回り
うちまわり
名詞
標準
inner tracks or lanes
文例 · 用例
ジイドのように、いい年をして尚個体を先頭に立ててのたうちまわり、悪あがきをする、時々まるで十七八の少年を見るような熱狂ぶりを見せたりするが、これが作家の本当の姿ではないだろうか。
— 坂口安吾 『枯淡の風格を排す』 青空文庫
例えばマルクス・アウレリュウスのごとくローマ皇帝の位、すなわち政治のど真ん中にいても、心はその世界が嫌でたまらず、のたうちまわりながら、その世界から逃避しようと、彼の中の「知識」は叫びつづけている。
— 中井正一 『知識と政治との遊離』 青空文庫
あらゆるスタイルとフォルムがのたうちまわりながら、はてしもなく展開する。
— 久生十蘭 『虹の橋』 青空文庫
全身からチューリップ色の汗を流してのたうちまわり、夜も昼も絶叫して、阿鼻叫喚のうちに悶死した。
— 久生十蘭 『肌色の月』 青空文庫
抵抗しがたい暴力がのたうちまわり、住民の生活をはねとばし、直線の大道路をひきまわし、しかも何一つとして完成させないで、突然その狂暴な力は虚脱した。
— 宮本百合子 『播州平野』 青空文庫
作例 · 標準
例句