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将姫

しょうひめ
名詞
1
標準
文例 · 用例
」「中将姫のようでしたって、白羽二重の上へ辷ると、あの方、白い指が消えました。
泉鏡花 縷紅新草 青空文庫
お民が直ぐに(お民は中将姫の生れ代りらしいの、おとなしくって親切だけど、いやに加奈子に言い付け口するの。
――二つの連作―― 青空文庫
将姫の生れ代りのお民ばかりよ。
――二つの連作―― 青空文庫
眉の上まで庇を冠せて、そのうしろに中将姫のようなビラビラを戴いているのがある。
夢野久作 東京人の堕落時代 青空文庫
何しろ歴史的感情と仏像と、古寺と天平と中将姫と、八重桜と紅葉の錦と、はりぼての鹿とお土産と、法隆寺の壁画、室生寺、郡山の城と金魚、三輪明神、恋飛脚大和往来、長谷寺の牡丹ときのめでんがく及びだるま、思っただけでも数限りもなくそれらの情景は満ちている。
大切な雰囲気 大切な雰囲気 青空文庫
将姫・しんとく丸の継母とは、類型を異にして、恋の遺恨といふ、新しい創造がまじつてゐる様である。
折口信夫 愛護若 青空文庫
手近いところでは、私の別にものした中将姫の物語の出生なども、新しい事は新しいが、一つの適例と言ふ点では、疑ひもなく、新しい一つの例を作つた訣なのである。
折口信夫 山越しの阿弥陀像の画因 青空文庫
さて、今覚えてゐる所では、私の中将姫の事を書き出したのは、「神の嫁」といふ短篇未完のものがはじめである。
折口信夫 山越しの阿弥陀像の画因 青空文庫