右横
みぎよこ
名詞
標準
right side
文例 · 用例
「松公、汝は放生の亀の話を知っておるか」 獅子鼻の右横になった松の浮根に竹馬に乗るようにしていた小供が、獅子鼻に向って云った。
— 田中貢太郎 『放生津物語』 青空文庫
銑吉は御堂の格子を入って、床の右横の破欄間にかかった、絵馬を視て、吻と息を吐きつつ微笑んだ。
— 泉鏡花 『神鷺之巻』 青空文庫
と、枕頭から右横になった仏壇の間との隔の襖が何時ものように開いて、また、藍微塵の衣服を着た女が幻燈に映し出されたようにはっきりと現れて、敷居の上あたりに坐って白い手を突きかけた。
— 田中貢太郎 『藍微塵の衣服』 青空文庫
「さっきは失礼いたしました、私は独りこうやっておりますものですから、淋しくなると、つい独りであんな処へ出かけてまいりますの、でもさっきは、変な男に係り合って、びっくりいたしましたわ、どうしたと云うのでしょう、私に天華とかなんとか云いましたの、ね」 女は右横の椅子に腰をかけていた。
— 田中貢太郎 『港の妖婦』 青空文庫
お鶴はお杉の右横の長火鉢の傍で飯を喫っていた。
— 田中貢太郎 『春心』 青空文庫
屍体を発掘したのは碑へ向って右横、すこし背後へまわった小高い地点で、日本から横川氏の弟が来たとき、ハルビンにいた日本人医師が多分このへんに埋めてあるはずだとそこを掘ったところが、はたして二つの死骸がかなり綺麗に扱われて葬ってあったのを発見したのだそうだ。
— 踊る地平線 『踊る地平線』 青空文庫
そして、さっと四五歩右横に走りかけた。
— 宮本百合子 『古き小画』 青空文庫
五分苅の、陸軍大尉のふるてのような警視庁検閲係の清水が、上衣をぬぎ、ワイシャツにチョッキ姿でテーブルの右横にいる。
— 宮本百合子 『刻々』 青空文庫
作例 · 標準
机の右横にゴミ箱を置いておくと、立ち上がらずに捨てられるので便利だ。
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写真を飾るなら、テレビの右横にある棚の上が一番目立つと思う。
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彼が映画館で私の右横に座ったので、緊張してスクリーンに集中できなかった。
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