書啓
しょけい
名詞
標準
文例 · 用例
現に大師が歸朝の途次、浙江の越州(今の會稽道紹興縣)に立ち寄られ、越州の地方長官に經典の蒐集を依頼された時の「與越州節度使求内外經書啓」に、今見於長安城中、所寫得經論疏等凡三百餘軸、及大悲胎藏金剛界等大曼荼羅尊容、竭力涸財、※逐圖畫矣。
— 桑原隲蔵 『大師の入唐』 青空文庫
その「與越州節度使求内外經書啓」に、元和元年四月と記してあり、また朱千乘――浙江地方の人と推すべき強い理由がある――の送別詩序(『高野大師御廣傳』上)に、元和元年春姑洗之月と記してあり、而して姑洗之月とは舊三月を指すから、此等の事實から推測すると、しかく斷定せなければならぬ。
— 桑原隲蔵 『大師の入唐』 青空文庫