毬藻
まりも異読 マリモ
名詞
標準
marimo (variety of algae, Cladophora aegagropila)
文例 · 用例
今日は毬藻の散髪をした。
— 一九二三年(大正十二年) 『日記』 青空文庫
――硝子瓶に移したが、毬藻はどうも元気がわるい。
— 一九二三年(大正十二年) 『日記』 青空文庫
少し、斑まだら乍ら、青々とした毬藻を、水の上から覗き、硝子の外から透して見て、私は、稍々すがすがしい心持になれた。
— 一九二三年(大正十二年) 『日記』 青空文庫
「なに」「東京では珍しいものです、毬藻」 玄関の板敷に立って、彼は帳場から出させた紙でそのビロードでこしらえたような丸い藻を包み伸子に渡した。
— 宮本百合子 『伸子』 青空文庫
壜の水に阪部のくれた毬藻が沈んでいた。
— 宮本百合子 『伸子』 青空文庫
「おや、あの壜どうした」「どの壜でございます」「あの、青いまんまるい――ほら、この間私が鋏で散髪してやった、円い藻の入っていたの」 三月ほど経つうちに、毬藻はだんだん青々した初めの色を失い、水を透して見ると、球状の周囲に、ホヤホヤ水あかのようなものが認められるようになった。
— 宮本百合子 『伸子』 青空文庫
――伸子はあの毬藻が好きであった。
— 宮本百合子 『伸子』 青空文庫
伸子はそう思うと惜しい気がし、命ある毬藻が哀れにさえ感じられた。
— 宮本百合子 『伸子』 青空文庫
作例 · 標準
阿寒湖のお土産に、小さなガラス瓶に入った毬藻をもらった。
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水槽の中でコロコロと転がる毬藻を見ていると、心が穏やかになる。
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この巨大な毬藻は、何十年もの歳月をかけて成長したものだという。
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