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ユーカラ

ユーカラ異読 ユカラ
名詞
1
標準
yukar (Ainu oral saga)
文例 · 用例
今年の夏、青磁社の山平太郎君が見え、北人の「ユーカラ概説」に対して、南人の「おもろ概説」の欲しい旨を語られたとき、それには少くとも一ヶ年の日子を要すると答えたら、では何か南島に関する研究はないかとのことであった。
伊波普猷 「古琉球」改版に際して 青空文庫
其後私たちは何も変りもなくフチも頗る元気で毎晩ユーカラをきかせてくれます。
知里幸恵 手紙 青空文庫
つまり語部の代表たる巷談屋に彼らのユーカラを吹きこんでおこうという楽しい精神状態なのかも知れない。
坂口安吾 巷談師 青空文庫
金成マツはユーカラの筆録者としては絶好の条件を備えていた。
知里真志保 おば金成マツのこと 青空文庫
まず郷里でも第一等のすぐれた家系に生まれ、近親にはユーカラの伝承者として有名な人々が雲のごとくいたし、ことにその母のモナシノウクばあさんは、胆振地方の津々浦々に名をはせた有名な伝承者であった。
知里真志保 おば金成マツのこと 青空文庫
後年おばがユーカラをローマ字で筆録する場合も、おそらくローマ字で物を書くということはなんの苦にもならなかったであろう。
知里真志保 おば金成マツのこと 青空文庫
このことはおばをして結婚をあきらめさせ、一生をキリスト伝道者として送ろうと決心させ、ひいては後年ユーカラの筆録に余生をささげるようなめぐりあわせに導いた動機となった。
知里真志保 おば金成マツのこと 青空文庫
部落で新聞をとっていたのはわずか数軒にすぎなかったので、おばのところへ新聞のニュースや小説を聞きに来たり、またおばが不自由な身なので、祖母がいつも身の回りの世話をしていたのであるが、その祖母からユーカラを聞いて楽しんだりしたのである。
知里真志保 おば金成マツのこと 青空文庫
作例 · 標準
「ああ、これぞ至福!」彼は熱いお湯に沈みながらため息をついた。
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