安々
やすやす
副詞副詞-と頻度ランク #37776 · 青空 142 例
標準
calmly
文例 · 用例
二 神経のふるえているお蝶はとても安々と寝つかれる筈はなかった。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
そうして、めんどうな積分的計算をわれわれの無意識の間に安々と仕上げて、音の成分を認識すると同時に、またそれを総合した和弦や不協和音を一つの全体として認識する。
— 寺田寅彦 『感覚と科学』 青空文庫
現実の世界において望んで得べからざる願望が夢の国において実現されるように、人工映画の世界においてはあらゆる空想が安々と実現される。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
先刻何事が起つたかも忘れ果てた如く彼等は安々と眼を開いて珍らしげもなくあたりを見て居た。
— 有島武郎 『潮霧』 青空文庫
現八は柔術に達していたので、岩の多い難所を安々と飛び渡ったと書いてある。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
「いつまでここに罠をかけていても、化け猫や狐が安々と掛かって来そうもねえ。
— 十五夜御用心 『半七捕物帳』 青空文庫
爪尖も辷らず、静に安々と下りられた。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
本当に慾も未来も忘れましてどうぞまあ一晩安々|寐て、そうして死にますれば、思い置く事はないと存じながら、それさえ自由になりません、余りといえば悔しゅうございましたのに、こうやってお傍に置いて下さいましたから、いつにのう胸の動悸も鎮りまして、こんな嬉しい事はございませぬ。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
作例 · 標準
嵐が過ぎ去り、船は安々と港に到着した。
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熟練した職人は、複雑な作業も安々とこなしていく。
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「長年の経験があるから、この作業は安々と進められるよ。」
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