地肩
じがた
名詞
標準
(one's natural) shoulder strength
文例 · 用例
車夫は必死となりて、やわか後れじと焦れども、馬車はさながら月を負いたる自家の影のごとく、一歩を進むるごとに一歩を進めて、追えども追えども先んじがたく、ようよう力衰え、息|逼りて、今や殪れぬべく覚ゆるころ、高岡より一里を隔つる立野の駅に来たりぬ。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
あなたも、いずれお死ににならなければならないでしょうし、わたしも故郷忘じがたしで、このへんをもういちど見ておきたいとおもったのです。
— SKYGGEN 『影』 青空文庫
金太郎が轉ばうと思つたのは餘り些細なことであつただけに、それが一命を救つてくれたとはどうも信じがたくも思はれた。
— 新美南吉 『坂道』 青空文庫
ただ形象のみからはいずれがおすともいずれがめすとも弁じがたかったけれども、若者は、いつも先に立っていくのがおすで、すぐそのあとからいそいそとついていくのがめすであるにちがいないと思っていた。
— 新美南吉 『おしどり』 青空文庫
そこぞと思ふ天井も、一面に黒み渡りて、年経る血の痕の何処か弁じがたし、更科の月四角でもなかりけり、名所多くは失望の種となる。
— 泉鏡花 『妖怪年代記』 青空文庫
それから一年ちかく、二三度会った太宰治のおもかげを忘じがたく、こくめいに頭へ影をおとしている面接の記憶を、いとおしみながら、何十回かの立読みをつづけて来た。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
たいして信じがたいとは感じながら、強いても取り縋らないでは安んじていられない流浪者の境遇こそはまたとなくあわれに思われる。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
それは※の気の迷いだ」と言うと、渠は信じがたげな眼で、一同を見返し、さて、それから、なぜ自分はこうみんなと違うんだろうといったふうな悲しげな表情に沈むのである。
— 中島敦 『悟浄出世』 青空文庫
作例 · 標準
彼は地肩が強く、どんな重い荷物でも軽々と運んでしまう。
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ピッチャーは地肩の強さで、速い球を投げることができた。
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地肩を鍛えるために、毎日トレーニングを欠かさない。
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