様土
ようど
名詞
標準
文例 · 用例
こんもりとした其の枝を通して、段々下りの谿底に、蹲踞むだやうな寺の建物が見え、其の屋根を見渡しに、ずつと向うの山根に小ぽけな田舎家が零れたやうに散ばつてゐて、那様土地にも人が住むでゐるのかと思はしめる。
— 薄田泣菫 『茸の香』 青空文庫
台湾では文旦という形の尖ったうちむらさきや普通の丸いざぼんや、ぽんかん、すいかん(ネーブル)等を籠に入れて毎日の様土人が売りにきた。
— 杉田久女 『朱欒の花のさく頃』 青空文庫
側に同様土下座をして一緒に辞儀をしたりハラハラしつつ仙太郎の様子を見ている百姓段六。
— 三好十郎 『斬られの仙太』 青空文庫
平次と伊三郎は直ぐ樣土藏へ行つて、お元の案内でその箱を見付けました。
— 子守唄 『錢形平次捕物控』 青空文庫