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墨壺

すみつぼ
名詞
1
標準
文例 · 用例
』とんびはしっかり烏をくはへて、墨壺の中にざぶんと入れました。
宮沢賢治 林の底 青空文庫
唯のペンを用い出した余は、印気の切れる度毎に墨壺のなかへ筆を浸して新たに書き始める煩わしさに堪えなかった。
夏目漱石 余と万年筆 青空文庫
青貝の洋筆軸を、ぽとりと墨壺の底に落す。
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
日本の墨壺と云うのは、磨た墨汁を綿か毛氈の切布に浸して使うのであるが、私などが原書の写本に用うるのは、只墨を磨たまゝ墨壺の中に入れて今日のインキのようにして貯えて置きます。
福翁自伝 福翁自伝 青空文庫
ぴしりとたたきつける墨壺のはりきった糸。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
卓子の上には切りたての鵞ペンと銀の透し彫りの墨壺がのって居る。
宮本百合子 胚胎(二幕四場) 青空文庫
ユウゴオの手沢の存する一卓の上に故人の用ひた鵞筆と銅のインキ壺を始め、友人であつたラマルチン、アレキサンダア・ヂユウマ、ヂヨウヂ・サン三人の筆や墨壺が載せてあつた。
與謝野寛、與謝野晶子 巴里より 青空文庫
いきなり直芳は矢立の筆の先を墨壺に突込まずにはいられなかった。
江見水蔭 壁の眼の怪 青空文庫
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墨壺(すみつぼ)は、工具の1種。材木に直線を引いたり、建築現場で基準墨となる地墨や腰墨を引くために使われる。

出典: 墨壺 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0