鳩笛
はとぶえ
名詞
標準
pigeon-shaped whistle
文例 · 用例
泥繪具の、鳩笛を思ひ出しました。
— 太宰治 『國技館』 青空文庫
或る時は玩具の鳩笛が置いてあつた。
— 萩原朔太郎 『所得人 室生犀星』 青空文庫
飢餓と窮乏に惱まされてた當時の詩人犀星が、その鳩笛を鳴らしてる樣子は、實際また寂しく悲しさうであつた。
— 萩原朔太郎 『所得人 室生犀星』 青空文庫
昔彼が放蕩してゐた時分、いつも下宿屋の机の上に玩具の安つぽい鳩笛が飾つてあるので不審に思つてきいてみたら、「僕は寂しくなるとこれを吹くんだ。
— 萩原朔太郎 『田端に居た頃』 青空文庫
といふあの有名な小曲なども、皆彼が吹いた鳩笛の音から生れた哀調である。
— 萩原朔太郎 『田端に居た頃』 青空文庫
想ふこともなく、事件もなく、日々は左様に、奏楽に適さない玩具の笛ですら三つ位ひの音色はもつてゐる、土細工の鳩笛の音は単調ではあるが一脈の哀音をもつてゐる、が彼の胸にも頭にも喉にも何の響きはなかつた。
— 牧野信一 『貧しき日録』 青空文庫
女の子が鳩笛を吹いている。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
(大正十四年五月『鳩笛』第三号)
— 淡島寒月 『江戸の玩具』 青空文庫
作例 · 標準
子供がお祭りで買ってもらった鳩笛を嬉しそうに吹いている。
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陶器でできた鳩笛は、素朴で温かい音色を奏でた。
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昔の人は、鳩笛を使って鳥を呼び寄せていたそうだ。
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