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腰下

ようか
名詞
1
標準
文例 · 用例
年齢六十に余る、鼠と黒の万筋の袷に黒の三ツ紋の羽織、折目はきちんと正しいが、色のやや褪せたを着、焦茶の織ものの帯を胴ぶくれに、懐大きく、腰下りに締めた、顔は瘠せた、が、目じしの落ちない、鼻筋の通ったお爺さん。
泉鏡花 白金之絵図 青空文庫
縁台に腰下ろすと女共いそいそと茶なぞ運んで来る。
山中貞雄 中村仲蔵 青空文庫
進藤が話して居る背後の床几に大吉が腰下した。
山中貞雄 中村仲蔵 青空文庫
第一、そんな安物ばかり食わせどおしでいるものの、帯、着物、長襦袢から帯じめ、腰下げ、草履までかなり散財してくれていたから、けちくさいといえた義理ではなかった。
織田作之助 夫婦善哉 青空文庫
翌暁小樽に着く迄は、腰下す席もない混雑で、私は一夜車室の隅に立ち明した。
石川啄木 札幌 青空文庫
翌曉小樽に着く迄は、腰下す席もない混雜で、私は一晩車室の隅に立ち明した。
石川啄木 札幌 青空文庫
また、これも同じようなお話ではございますが、夕景に川の浅瀬の床几に腰下ろした美人が足を水につけて涼んで居るのも本当に美しいものでした。
上村松園 京の夏景色 青空文庫
それから医者が来て、腰下に何か仔細があろうとていろいろ言ったが、その時はまだ、きんたまが崩れていたが、強情にないと言って帰してしまった。
京の夢おう坂の夢の巻 大菩薩峠 青空文庫