通謀
つうぼう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
collusion
文例 · 用例
それは政宗と一揆方との通謀の証拠になる数通の文書であった。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
信長は、この末世の悪僧共が浅井、朝倉と通謀して彼の大志を妨げようとしたから、徹底的に焚滅し、永年の禍根を絶つたのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
しかも一方では、王クローディアスやレイアティズとも関係するばかりでなく、末には諾威の王子フォーティンプラスとも通謀して、ハムレット亡き後の丁抹を、彼の手中に与えてしまうのである。
— 小栗虫太郎 『オフェリヤ殺し』 青空文庫
そして、金網のかかった手焙――桐の胴丸に、天の橋立の高蒔絵したのを、抱えこむように、身体を曲げて「これだけの人数なら、恐ろしくはないが、国許の奴等と、通謀させてはうるさい。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
この島津の功臣を、罪無くして殺すことは、致しませぬが、この功績と共に、一方、お由羅方に通謀して、赦すまじき悪逆を企てたる罪、その張本人の一人として、天より、罰を下されるか、人の手にかかるか、当然、調所殿の負わねばならぬ罪にござりまする。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
国境でロシア人に幾日モスコーを発つか、五月十一日に発ちます、という問答が満州の匪賊に通謀されていたのでした。
— 三浦環 『お蝶夫人』 青空文庫
話題の主は家康と信雄で、北条と通謀して夜襲をかける、奥州からは伊達政宗が駈けつける手筈になつてゐるなどゝ、流言必ずしも根のないことではない。
— 坂口安吾 『二流の人』 青空文庫
家康が北条と通謀して秀吉を亡すだらうといふ流言をまともに受けて、そのドサクサに一気に京都へ攻めこんで天下を取る算段まで空想、むやみに亢奮して近隣をなぎ倒してゐた。
— 坂口安吾 『二流の人』 青空文庫
作例 · 標準
業界で競合する二社が価格維持のために裏で通謀していた疑いで、公正取引委員会の立ち入り検査を受けた。
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外部の特殊詐欺グループと通謀して、社内の顧客名簿を横流ししていた派遣社員が逮捕された。
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敵国のスパイと秘密裏に通謀して軍事機密を漏洩させた行為は、極めて重い国家反逆罪に問われる。
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