畳台
たたみだい
名詞
標準
文例 · 用例
三|畳台目のせまい部屋に、柿のへたのようなしなびた老人がひとり、きちんと炉ばたにすわって、釜の音を聞いている。
— こけ猿の巻 『丹下左膳』 青空文庫
第五十四回 チベット第二の府に到るサッキャア寺の主僧 そこで我々一行は大教師に逢いに参りましたがなかなか立派な室で、大教師は二畳台の上に乗って居りました。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
ただ、畳台を一じょう、少し奥のほうへ引き下げて、古びた経机を一つ置き、それを前に、法然は、坐っているのである。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
どこも六畳三畳二畳台所だけの棟割りだが、それでいて二坪三坪の小庭がみな付いており、目隠し板に八ツ手や楓を覗かせ、夏ならば朝顔や胡瓜を絡ませたりして、けっこう庶民の雅懐を愉しむには事足りていた。
— ――四半自叙伝―― 『忘れ残りの記』 青空文庫