顎紐
あごひも
名詞
標準
chin strap
文例 · 用例
そのうちに背後の扉が開いた音がしたので、ハッとして振向くと、顎紐をかけた警官が二三人ドヤドヤと這入って来た。
— 夢野久作 『冥土行進曲』 青空文庫
そして帽子の顎紐をかけている!
— 小林多喜二 『蟹工船』 青空文庫
その次の汽艇からも、やっぱり銃の先きに、着剣した、顎紐をかけた水兵!
— 小林多喜二 『蟹工船』 青空文庫
顎紐をかけた警官が、物々しく一列に延びて、入り損った聴衆を制止していた。
— 小林多喜二 『不在地主』 青空文庫
――顎紐をかけた警官だつた。
— 小林多喜二 『一九二八年三月十五日』 青空文庫
―― 次號完結 ――五 ××日の夜明、警察署からは帽子の顎紐をかけた警官が何人も周章た樣子で、出たり入つたりしてゐた。
— 小林多喜二 『一九二八年三月十五日』 青空文庫
そう思いながら、まだ決まらず歩いていると、交番のところにも巡査が二三人立っていて、驚いたことには顎紐をかけている。
— 小林多喜二 『党生活者』 青空文庫
真白な雪の肌に黒血のにじんだその頭部の近くには、顎紐の千切れた従業員の正帽がひとつ、無雑作に転っている――。
— 大阪圭吉 『気狂い機関車』 青空文庫
作例 · 標準
顎紐の例文