借り貸し
かりかし
名詞
標準
loan
文例 · 用例
中にも月渓とは、智恩院の前の住ひでは、すぐ近所合ひであり、東洞院では同じ長屋住ひで味噌醤油の借り貸し、妻の瑚※尼が飲める口であつたので、彼はよい飲み友達にして湯豆腐づくめの酒盛りなど、度々したものだつた。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
が、おせきは努めて知らぬ振りを装い、母ももはや年が年だし……まず小遣銭の借り貸しぐらいは……とそんな風なところで納めていたのである。
— 犬田卯 『米』 青空文庫
東郡の喬瑁と、刺史|劉岱とが、またぞろ洛陽の陣中、兵糧米の借り貸しか何かのつまらないことから喧嘩を起し、劉岱はふいに夜中、相手の陣営へ斬りこんで、喬瑁を斬り殺してしまった――などという事件が起ったりした。
— 群星の巻 『三国志』 青空文庫
この稲田に注がれている農村の女の労働力はいかばかりかしれないのに、日本の家族制度では、女は馬の次に考えられ、かあさんたちの一人もこの稲田の持ち主ではないだろう。
— 宮本百合子 『青田は果なし』 青空文庫
近藤君の著と共に、古書を讀みわけむものに、裨益多かりかし。
— 大槻文彦 『ことばのうみのおくがき』 青空文庫
「病院からでも出なすったばかりかしら!
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
作例 · 標準
「どんなに仲の良い友達でも、お金の借り貸しだけは絶対にしないのが僕の主義なんだ。」
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「学生時代、テスト前になるとノートの借り貸しを巡ってクラス中で必死の交渉が行われていたっけ。」
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ご近所同士で調味料を借り貸しするような付き合いは、都会のマンションでは少なくなってきたね。
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道具の借り貸しをした後は、感謝の気持ちを込めてきれいに手入れしてから返すのがマナーだよ。
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