丸腰
まるごし
名詞-の形容詞
標準
unarmed
文例 · 用例
駅前の処刑場へ引っぱって行かれる土匪が、保安隊士に守られて、蠅のように群がる群衆や丸腰の兵士に俥上から口ぎたない罵声をあびせつつ通りかかった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
騎馬士官と、丸腰の兵士たちが、街上になだれる群衆を制して道をあけた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
丸腰の支那兵が、河馬の群れのように、その中へ頭を突ッこみ、濁している。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
其中に或侍が丸腰で隣家へ棋を打ちに行つてゐたとき、喧嘩が始まつて、思はぬ不覚を取つた。
— 森鴎外 『金貨』 青空文庫
勢い戦場には丸腰で、只|鯨波の声の数だけに加わるような始末である。
— 菊池寛 『応仁の乱』 青空文庫
梓は丸腰の着流し、あたかもお館の法度を犯して裏庭から御台のお情で落ちて行くように、腕車で歌枕に送られたが、後を知らず、顔色も悪く未明に起きると、帯を取って、小取廻に尖を渡して、本式に畳んで置いた袴の腰板を取ってあてがい、着たまま枕頭に坐って介抱していた蝶吉が件の羽織を惜そうに脱いで被せた。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
大小は誰か持って行ったらしく、本人は丸腰で、そこらにも落ちていませんでした。
— 大森の鶏 『半七捕物帳』 青空文庫
利章は丸腰で著席した。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
作例 · 標準
丸腰の市民を武力で脅かすような行為は、国際法においても決して許されるものではない。
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「あんな屈強な相手に丸腰で立ち向かうなんて、自殺行為だ。せめて護身用の道具を持って行け」と友人に止められた。
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彼は自信満々に、「言葉だけで十分だ。丸腰で交渉のテーブルに着くのが私のスタイルだ」と言い放った。
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