読者の声
どくしゃのこえ
表現名詞
標準
reader feedback (to author, magazines, etc.)
文例 · 用例
中條の飛石評論 忠実なる読者の声 ▼中條百合子氏が新潮五月号で『文学の大衆化論について――』一席弁じてゐる、この論文の内容に就ては只単純に『御説の通り』と言ふより他に仕方があるまい、左様に例の調子でプロレタリア評論家の通弊的な説得的な態度である。
— 大波小波 『小熊秀雄全集-20』 青空文庫
ジャーナリズムのこの機微と読者の声、要求との関係の中にこそ案外にジャーナリズムの大動脈が通っているのではあるまいか。
— ――雑誌ジャーナリズムの理想性と現実性―― 『微妙な人間的交錯』 青空文庫
ここに、現代ジャーナリズムに対する読者の声、要求の深い意義とその積極性への翹望があり、又、編輯部の文化人としての良心、良識を今日にあっても絶望せしめない或るものがあると信じられるのである。
— ――雑誌ジャーナリズムの理想性と現実性―― 『微妙な人間的交錯』 青空文庫
河上氏は私が「読者の声を拒絶し、封じ」「一切の批判をさしひかえ」させようとするかのように書いているが、全く事実に反する。
— 宮本百合子 『河上氏に答える』 青空文庫
そこで結局、僕のきまぐれな印象記はいはゆる批評家の批評にはならずとも、一読者の声として、同じ作品を読んだ人達の「話相手」になればそれでいゝのである。
— 岸田國士 『戯曲二十五篇を読まされた話』 青空文庫
聞く処によると、読者の声を代表するかの如き新聞社への日々の投書は、決して読者の声を代表するものではなくて、その中の極く偏した一部、極端に言へば物好きな弥次馬の声なんださうです。
— 岸田國士 『新聞小説』 青空文庫
さて、私のこれらの文章が雑誌に発表された当時、いはゆる反響といふべきものが相当にあり、私自身も直接間接、いろいろな読者の声を聞くことができた。
— 岸田國士 『『日本人とはなにか』まへがき』 青空文庫
「汝はキリストなり」と告白したカイザリヤ・ピリポのペテロ(八の二九)、または「実にこの人は神の子なりき」と認めた十字架の下の百卒長(一五の三九)は、マルコ伝読者の声を代表するものである。
— マルコ伝による 『イエス伝』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は時々、家で一人で飲む静けさを好んだ。
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