前門
ぜんもん
名詞
標準
front gate
文例 · 用例
前門の経済通報社の万事相談室には早朝から夥しい人がつめかけていた。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
山崎は、前門牌(煙草の名)を出してマッチをすった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
前門牌が一本なくなるのは五分間だ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
彼は、自分の煙草に火をつけると、口を切った前門牌の袋をそこに居る者達の前に出してすゝめたが、陳以外、誰も貰おうとする者がなかった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
二三丁行くと、或る重役邸の前門の建て換え場だ。
— 岡本かの子 『かの女の朝』 青空文庫
細川越中守忠利は、地白、上に紺の九曜の紋ある旗を掲げ、狸々緋の二本しないの馬印を立て、黒白段々の馬印従えた肥後守光利と共に、三の丸前門を攻撃した。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
先鋒の部将長岡式部、城中に烟が起るのを見て、直ちに前門に進撃した。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
白いのを着た姿は、前門の虎に対して、荒神様の御前立かと頼母しく見えたので。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
作例 · 標準
古びた寺院の前面には、趣のある木造の門が立っていた。
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敵軍が前面を突破し、城下町に侵入してきた。
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この公園の前面には、美しい花壇が広がっている。
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