心のよりどころ
こころのよりどころ
表現名詞
標準
source of emotional support
文例 · 用例
―― まず、一人の女が生きてゆく上で心のよりどころとなる仕事というからには、それが、ただ好きだというだけでは不十分です。
— ――女も仕事をもて―― 『現実の道』 青空文庫
気儘に振舞う金が正しい労働から得られない実際、そしてまためいめいの家庭はインフレーションによって、せまいながらも楽しいわが家と歌われたそのつつましい安心のよりどころを失って、食べものの分配にからんでさえも、嶮しい感情がひそめられるような状態になっている。
— 宮本百合子 『明日をつくる力』 青空文庫
行為の動機の誠実さに自分の心のよりどころを置くのでなくて、どうして人生の日々に新しい一歩を踏んでゆかなければならない青春に自信というものがあり得よう。
— 宮本百合子 『自信のあるなし』 青空文庫
またそういう非常の時でないまでも、我等を取巻く常識や、道徳や、それ等の権威の失墜の間に生きて行くに、何が心のよりどころとなるであろう。
— 宮本百合子 『一本の花』 青空文庫
○かうしてゐると、新聞週報など、それがどんなに古からうと、皆心のよりどころをつくる為にしみ/″\と読んでゐます。
— 折口春洋 『島の便り』 青空文庫
そんな学者になってしまった保を想像すると、伸子は保の一生と自分の生涯とを繋ぐどんな心のよりどころも失われてしまうように思った。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
「自分自身を飛び越えようとする笑止千万な企図」をスターリンの論文が根本から批判したことは、すべての正直なソヴェト市民に、良心のよりどころを与えた。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
しかし、一人の人として伸子は疚しさなく、自分の主張を実行する心のよりどころがあるのであった。
— 宮本百合子 『伸子』 青空文庫
作例 · 標準
困難な状況で、彼女は友人の励ましを心のよりどころとした。
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故郷の山々が、孤独な旅人の心のよりどころとなっていた。
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彼は、妻の笑顔を日々の生活の心のよりどころにしていた。
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