重ね
かさね
名詞頻度ランク #3254 · 青空 309 例
標準
pile
文例 · 用例
」 私は名誉の家の所以を語り、重ねてまた大隅君の無感動の態度を非難した。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
人が、真率にして齢を重ねる時、「習慣」の存在に対して次第に寛容になることは、自然なことである。
— 中原中也 『夭折した富永』 青空文庫
真率にして富永は齢を重ねていつた。
— 中原中也 『夭折した富永』 青空文庫
「あたしおなかが空いたの――」 兄が傍を通る時に、畳の座板がひわるのが、良子の重ね合せて坐つてゐる足に感じられた、彼女は悲しい気持になつてゐた。
— 中原中也 『良子』 青空文庫
その石段の両側には、土産物の寄木細工を売る店や、かういふ町に適当な小綺麗の小間物屋や、舶来煙草を飾つた店や、中庭に廻廊のある二層三層の温泉旅館が、軒と軒とを重ね合せて、ごてごてと不規則に並んで居る。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
手を切りそうな五円札を一重ねに折りかえして銅貨と一緒に財布へ押しこんだのを懐に入れて、神保町から小川町をしばらくあちこち歩いていた。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
駅員の不機嫌顔甚だしきも官線はやはり官線だけの権力とか云うものあるべしと、かしこみて願い奉りようよう切符を頂戴して立ちいずれば吹き上ぐる朝嵐に藁帽飛んでぬかるみを走る事|数間、ようやく追い付きて取止めたれど泥にまみれてあまり立派ならぬ帽の更に見ばえを落したる重ね/\の失敗なり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
ようやく十二時となりて、プラットフォームに出でんとすればこの次のなりとてつきかえされし、重ね/\の失敗なりける。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
作例 · 標準
テーブルの上には、読みかけの本の重ねがあった。
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庭の隅に、剪定した枝の大きな重ねが積まれていた。
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子供たちが作った、砂の重ねはまるで小さな山だ。
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標準
counter for things that are stacked, piled up (or layered, etc.)
作例 · 標準
この料理は、食材の重ねの食感が面白い。
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彼女の着物は、何枚もの色鮮やかな重ねが豪華だった。
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この建築デザインは、ガラスのパネルの重ねによって光の反射が計算されている。
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標準
layers of clothing worn under one's overcoat
作例 · 標準
寒い日だったので、コートの下に厚手の重ねを何枚か着込んだ。
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着物では、季節に応じて重ねの枚数を調整する。
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このジャケットは、下に薄手の重ねを着ても窮屈にならない。
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標準
combination of colors created by layering of garments (colours)
作例 · 標準
着物の柄の「重ね」が、なんとも粋だね。
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この秋は、暖色系の「重ね」のコーディネートが流行りそうだ。
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振袖の袖口から見える「重ね」の色合いが美しい。
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