横坑
よここう異読 おうこう
名詞
標準
adit
文例 · 用例
昇降機がおりて来る竪坑を中心にして、地下百尺ごとに、横坑を穿ち、四百尺から五百尺、六百尺、七百尺とだん/\下へ下へ鉱脈を掘りつくし、現在、八百尺の地底で作業をつゞけている。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
坑外へ出るだけでも、八百尺をケージで昇り、――それは三越の六倍半だ――それから一町の広い横坑を歩かねばならない。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
九番坑の途中に、斜坑が上に這い上って七百尺の横坑に通じている。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
そして横坑は、そのさきへも掘り進められて行った。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
昼食後、井村は、横坑の溝のところに来て、小便をしていた。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
洞窟の奥の真暗な横坑にふさぎ込められていた土田は、山を這い渡る途中に、又、第二の落盤でもありやしないか、びく/\しながら、小さくなって、ころび出て来た。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
横坑から分岐した竪坑や、斜坑には、あわてゝ丸太の柵を打ちつけた。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
この縦坑は四五尺で横坑になつて居る。
— 村山槐多 『殺人行者』 青空文庫