舞い上がり
まいあがり
名詞
標準
文例 · 用例
舞い上がりがひどかっただけに、はじめて「廃刊」と聞かされたときは、どっと力が抜けました。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
ふと窓があいたとおもうと、王女はながい白マントの上に、まっ黒なつばさをつけて、ひらりと舞い上がりました。
— REJSEKAMMERATEN 『旅なかま』 青空文庫
ツバメは大空へと舞い上がりました。
— LITTLE TINY OR THUMBELINA 『おやゆび姫』 青空文庫
それからヒバリは、ふたたび歌いながら、大空に舞い上がりました。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
猫のような声で小さく呼びかわすこの海の砂漠の漂浪者は、さっと落として来て波に腹をなでさすかと思うと、翼を返して高く舞い上がり、ややしばらく風に逆らってじっとこたえてから、思い直したように打ち連れて、小気味よく風に流されて行く。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
赤とんぼは、ツイと竹の先からからだを離して、高い空に舞い上がりました。
— 新美南吉 『赤とんぼ』 青空文庫
でも、また、すぐに、川風に煽られ、舞い上がり、藪や、小丘や、森や、林の点綴られている、そうして、麦畑や野菜畑が打ち続いている平野の方へ、飛んで行った。
— 国枝史郎 『血曼陀羅紙帳武士』 青空文庫
」 姥の怒りと焦燥とが、虫や鳥獣にも伝わったらしい、山猫は背を立て毛を逆立て、足を踏ん張って唸り声を上げ、梟は枝から舞い上がり、焚火の上を輪のように舞い、蛇はとぐろをほぐし出した。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫