白塀
しろべい
名詞
標準
文例 · 用例
その姿通りの影が、白塀の上にはっきりうつりました。
— 豊島与志雄 『影法師』 青空文庫
子供たちは朝早くから白塀の前に集まって、かわるがわる影法師を写し取りました。
— 豊島与志雄 『影法師』 青空文庫
やがて皆そろいましたので、胸をどきどきさせながら、長者の屋敷の東の白塀のところへやって行きました。
— 豊島与志雄 『影法師』 青空文庫
皆のおもしろい影法師がいっぱい立ち並んでいた白塀は、一面に何かでまっ黒に塗られてしまって、そのまっ黒な色がまたひどく濃くて、いわば闇の鏡みたいになっているのです。
— 豊島与志雄 『影法師』 青空文庫
白塀にうつったのとちがって、奥深いまっ暗な中にうつってるものですから、そうはっきりはしていませんが、すかして見ると、ちょうど生きた人間のように浮き出しています。
— 豊島与志雄 『影法師』 青空文庫
四角の内庭で、三方は建物に接し、通りに面しては――Kの知らない通りであった――大きな重そうな、今開いている門のついた高い白塀に接していた。
— DAS SCHLOSS 『城』 青空文庫