宿下がり
やどさがり
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
(short-term) leave allowed a servant
文例 · 用例
そのうえ、急にけさほど――」「宿下がりいたしましたか!
— 毒を抱く女 『右門捕物帖』 青空文庫
近いうちにまたお宿下がりをもらうから、そのときあっしの好きなところてんを、うんとこさえてくれるとぬかしましたよ」「そいつあもっけもないさいわいだ。
— 笛の秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
どうだろうな、きょうくりあげて、乃武江にそのお宿下がりをもらうわけにいくまいかな」「え?
— 笛の秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
二十四本のしごきはみなからっぽのぬけがらで、お蘭弁天がまたどうしたことか、きのう急に浅草の並木町とやらの家へ宿下がりを願い出して、それっきりきょうも姿を見せんというんですよ」「なにッ、そうか!
— お蘭しごきの秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
こわきゃ先へ飛ばしな」 ゆうゆうとうち乗ったまま急がせて、ほどなく乗りつけたところは、並木町のかどのかざり屋から三軒めの、お蘭が宿下がりしているというそのしもた屋です。
— お蘭しごきの秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
恥ずかしいことをいいたてて、どうじゃ、どうじゃと責めたてますゆえ、思案にあまり、きょうの晩までご返事お待ちくだされませと、その場をのがれて、ただ恐ろしい一心から、かく宿下がりをいたしましたが、幸助さまにご相談したとてもご心配をかけるばかり。
— お蘭しごきの秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
宿下がりの時にゃあ何日でもお閻魔さまへ一緒に行って、兄貴がいろんなものを食わしてくれる」と、権太郎は誇るように云った。
— 半鐘の怪 『半七捕物帳』 青空文庫
盗んできた二人は暗中、手触りで葛籠の中をかき廻すのだが、まず油ッ紙へ触ると「模様物や友禅の染物が入ってるから雨が掛かってもいい様に」してあるのだと喜び、冷たくなっている宗悦の顔へ触ると、これは宿下がりの御殿女中の荷物で「御殿の狂言の衣裳の上に坊主の髢が載ってるんだ」とまた喜ぶ。
— 「怪談牡丹燈籠」「江島屋騒動」「怪談乳房榎」「文七元結」「真景累ヶ淵」について 『我が圓朝研究』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は宿下がりを許され、久しぶりに故郷へ帰省した。
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忙しい時期だったが、特別に宿下がりを願い出た。
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宿下がり中も、主人のことを気にかけていた。
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