憂哭
うきね
名詞
標準
sobbing
文例 · 用例
鴛鴦の鳴いているのを聞いて、源氏は、かきつめて昔恋しき雪もよに哀れを添ふる鴛鴦のうきねか と言っていた。
— 朝顔 『源氏物語』 青空文庫
誰か うきねの袖絞るらむ月にうつ大城の鼓しばし待て。
— 折口信夫 『歌の話』 青空文庫
それにも、うきねといふ言葉に憂きといふ厭な、情ない悲觀すべき意味の言葉が、音から感じられる習慣になつてゐます。
— 折口信夫 『歌の話』 青空文庫
颶風はここにわが漂浪の目醒に祝別す、身はコルクの栓よりも輕く波に跳りて、永久にその牲を轉ばすといふ海の上にうきねの十日、燈臺の空けたる眼は顧みず。
— LE BATEAU IVRE 『醉ひどれ船』 青空文庫
作例 · 標準
例句