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薦僧

こもそう異読 こもぞう
名詞
1
標準
mendicant Zen priest of the Fuke sect
文例 · 用例
貸本屋の女房がのっけに、薦僧と間違えたのはこれらしい。
泉鏡花 薄紅梅 青空文庫
そしてこの意味からして、その名が持ち物のクグ製の袋から来たということを決定するには、かの薦僧或いは蒲・苫等の特殊民の名の起原が、持物或いは住居の模様から起ったと決定する様に、そう手軽には運び兼ねるの感なき能わぬのである。
古代社会組織の研究 くぐつ名義考 青空文庫
いわゆる七乞食とは、猿引・編木師・恵美須・辻乞・乞胸・弦指・盲目で、また八乞食とは、薦僧・鉢坊・絵説・鉦打・舞々・猿牽・山守・渡守を云い、次に六道の者というは、弓造・土器作・石切・筆結・墨師・獅子舞だとあって、みないわゆる長吏弾左衛門支配下の者どもであった。
喜田貞吉 賤民概説 青空文庫
沢庵がここにぽつねんと灯を点していると、ゆうべはまったく独りで過ぎたが、こよいはもうその灯影を見かけて、一名の旅の薦僧が、夕飯を食べますので、湯をいただかせてくれといって立ち寄った。
二天の巻 宮本武蔵 青空文庫
さっき雑木林のほうまで聞えた尺八は、この老いたる薦僧が沢庵へ聞かせたものであろう。
二天の巻 宮本武蔵 青空文庫
大事一 眼病なのか、老眼で衰えきっているのか、薦僧は、何をするにも手さぐりであった。
二天の巻 宮本武蔵 青空文庫
ではこの老い朽ちたる世捨人の薦僧は、いったいどういうものをその破れ竹から訴えようとしているのかというと、それはただ懺悔の二字に尽きるものであった。
二天の巻 宮本武蔵 青空文庫
じっと、沢庵は、それを聞いているうちに、この薦僧の通って来た生涯がどんなものであったかが分るような心地がした。
二天の巻 宮本武蔵 青空文庫
作例 · 標準
時代劇の中で、薦僧が尺八を吹きながら静かに通りを歩いていく。
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虚無僧とも呼ばれる薦僧は、顔を隠したまま托鉢を続けていた。
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薦僧の吹く尺八の音が、霧の立ち込める山道に寂しく響き渡った。
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