弾二
たまに
名詞
標準
文例 · 用例
八月二十五日 晴 日本橋で散弾二|斤買う。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
敵艦の発ち出したる三十サンチの大榴弾二個、あたかも砲台のまん中を貫いて破裂せしなり。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
一番大きい東京をとって見ると、旧東京市は原子爆弾二個か三個で壊滅するであろうし、新市を含めて全部を潰すにも一五か一六個あれば事足りるのである。
— 仁科芳雄 『原子力の管理』 青空文庫
再び軽い拍子木の音を合図に、黒衣の男が右手の隅に立てた書割の一部を引取ると裃を着た浄瑠璃語三人、三味線弾二人が、窮屈さうに狭い台の上に並んで居て、直ぐに弾出す三味線からつゞいて太夫が声を合してかたり出した。
— 永井荷風 『すみだ川』 青空文庫
再び軽い拍子木の音を合図に、黒衣の男が右手の隅に立てた書割の一部を引取ると裃を着た浄瑠璃語三人、三味線弾二人が、窮屈そうに狭い台の上に並んでいて、直ぐに弾出す三味線からつづいて太夫が声を合してかたり出した。
— 永井荷風 『すみだ川』 青空文庫
絃を調べ、音を問いながら、小首を傾げて、細い眼すじをなお細くしていたが、やがて一|弾二弾、序ノ撥かろく。
— 婆娑羅帖 『私本太平記』 青空文庫
今迄は少しも心付かなかつたが、唯見る、我弦月丸の左舷船尾の方向二三|海里距つた海上に當つて、また一|度微な砲聲の響と共に、タール桶、油樽等を燃燒すにやあらん、※々たる猛火海を照して、同時に星火を發する榴彈二|發三|發空に飛び、つゞいて流星の如き火箭は一|次一|發右方左方に流れた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫