替え馬
かえうま
名詞
標準
文例 · 用例
お替え馬なども引き出して、お付きして宿直を申し上げる人十数人ばかりを率いておいでになった。
— 東屋 『源氏物語』 青空文庫
畠山はすぐ替え馬に乗るや敵陣に駆け入ったが、魚陵の直垂、緋縅の鎧着こみ、金覆輪の鞍おいた連銭葦毛に乗った武者一騎、真っ先に進んでくるのを見つけた。
— 第九巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
この後、熊谷父子は替え馬に乗り、おめき叫んで駆け廻った。
— 第九巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
そして庄は替え馬に乗り、重衡を伴って源氏の陣に帰ったのであった。
— 第九巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
太刀は怒物作り、それに重籐の弓、大中黒の矢、替え馬にのった家来一人、下郎にも楯を持たせた。
— 第四巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
そればかりか、自分は軽馬車までチチコフに提供して、立場々々にはちゃんと替馬の用意までしてやってあるのだと言った。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
なあに、構うこたあない、結婚式も挙げさせてやろうし、馬車や替馬のこともおれが引き受けようぜ、但し一つ条件がある――おれに三千ルーブリだけ貸してくれるっていう条件なんだ。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫