個性化
こせいか
名詞
標準
文例 · 用例
□純粋化――単純化――個性化。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
後の場合、個人は社会の習慣的な有機的な関係から乖離し、経験の個性化が行われ、それと共に批判的精神が現われてくるのである。
— 三木清 『哲学入門』 青空文庫
して此の勇敢なる結果としての効果は、より主観的に対象を個性化せんと努力した芸術的創造として、新しき芸術活動を開始する者にとっては、絶えずその進化を捉縛される古きかの「必然」なる墓標的常識を突破した、喜ばしき奔騰者の祝賀である。
— 感覚活動と感覚的作物に対する非難への逆説 『新感覚論』 青空文庫
それは謂わば完全な非個性化といった感じのものである」(七二)。
— 戸坂潤 『読書法』 青空文庫
ただし、われわれは拙劣な航海者にすぎないので、たいがい港のない海岸を附いたり離れたりし、「詩」の湾の屈曲を知っているにとどまり、あるいは公けの輸入港にむかって舵をとり、そこではただこの俗世界のための改装をするだけで、自然な潮水がそれを個性化するために協調しない、科学という乾ドックにはいってしまう。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
個性化の原理である質料は、神からの流出でなく、それ自身永遠でありあらゆる可能性を包蔵する。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
病気は常に身体にとって外来のもので外から導入され、しばしば悪いスピリットとして個性化したものと考えられた。
— History of Medicine 『医学の歴史』 青空文庫
医薬ハーブ、この中で最も重要なのは聖なるソーマ(多分、Asclepias Syriaca=一般の乳液を分泌する植物)が強力であり、デモン的に個性化されて使われる。
— History of Medicine 『医学の歴史』 青空文庫