どてっ腹
どてっぱら
名詞
標準
guts
文例 · 用例
晩餐会で腹をかかえて哄笑するのもキュラソのビンで自分の肖像のどてっ腹に穴をあけるのも、工場と富とを投げ出してギャングの前にたたきつけるのもみんな自由へのパスポートである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
もし鉤がはずれなければ、本船のどてっ腹へその頭か、またはひよわいその腹を打っつけて、砕けてしまうだろう。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
』ミニャイ小父は漆のように真黒な顎鬚を生やした、肩幅の広い百姓で、寒さに凍えた市場じゅうの連中に飲ませるに足るほどの蜜湯でも沸かせるような、あの途轍もなく大きなサモワールそっくりのどてっ腹をしていたが、彼が喜んで轅馬の背に跨がると、その重みで馬の方が危く地面へへたばりそうになった位だ。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
つべこべいうと、どてっ腹に風穴をあけるぞ」「へい、へい、やりますよ、やりますよ、何も海まで運ばないというんじゃありませんやね」 フランソアもラルサンも親分格のモレロにかかると、まるで赤ん坊だ。
— 海野十三 『恐竜島』 青空文庫
副司令にはなるし、沈没商船のどてっ腹を破ると、ウイスキーの泡がぶくぶくとわいてくるし。
— 海野十三 『太平洋魔城』 青空文庫
それから、おかあさんやぎは、このばけもののどてっ腹を、ちょきんとはさみで、ひとはさみはさみました。
— DER WOLF UND DIE SIEBEN JUNGEN GEISSLEIN 『おおかみと七ひきのこどもやぎ』 青空文庫
そこで、おかあさんヤギは、このばけものの、どてっ腹を切りはじめました。
— グリム Grimm 『オオカミと七ひきの子ヤギ』 青空文庫
だから村の人たちもあの男が行ったら、さすがの鬼どももどてっ腹を突っこぬかれたり、首っ玉を引っこ抜かれたりしてしまうだろうと話し合った。
— 下村千秋 『鬼退治』 青空文庫
作例 · 標準
彼は敵のどてっ腹に一撃を食らわせ、見事な勝利を収めた。
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痛い!ボールがどてっ腹に当たって、息が詰まった。
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相手のどてっ腹にストレートパンチが炸裂した。
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