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絹物

きぬもの
名詞
1
標準
silk goods
文例 · 用例
少年の姿は絹物の美々しいものになった。
岡本かの子 みちのく 青空文庫
子供の時分の正月の記憶で身に沁みた寒さに関するものは、着馴れぬ絹物の妙につめたい手ざわりと、穿きなれぬまちの高い袴に釣上げられた裾の冷え心地であった。
寺田寅彦 新年雑俎 青空文庫
絹物とてはモリムラと秩父が二三枚あるきりだった。
黒島傳治 老夫婦 青空文庫
絹物はすぐに破れてしまう。
黒島傳治 老夫婦 青空文庫
長屋のものには判読しがたい変った書体で、それは父譲り、裁縫は、絹物は上手といえなかったが、之は母親譲り、月謝一円の界隈の娘たち相手には、どうなりこうなり間に合い、勿論近所の仕立物も引きうけた。
織田作之助 青空文庫
…… 枕頭の行燈の影で、ええ、その婦が、二階廻しの手にも投遣らないで、寝巻に着換えました私の結城木綿か何か、ごつごつしたのを、絹物のように優しく扱って、袖畳にしていたのでございます。
泉鏡花 菎蒻本 青空文庫
長屋の者には判読しがたい変った書体で、それは父親譲り、裁縫は、絹物、久留米物など上手とはいえなかったが、これは母親譲り、月謝五十銭の界隈の娘たち相手にはどうなりこうなり間に合い、むろん近所の仕立物も引き受けた。
織田作之助 青空文庫
それは顔の沢々した※な女で、黒っぽい色の衣服を着ていたが、絹物の光のあるものであった。
田中貢太郎 花の咲く比 青空文庫
作例 · 標準
「最近は洗える素材も増えたけど、やっぱり絹物の肌触りは格別ね」
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湿気でカビさせないよう、晴天の続いた午後に箪笥から全ての絹物を出して虫干しをする。
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海外からの賓客への贈り物として、日本の伝統的な染めを施した絹物のスカーフを用意した。
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