ラビリンス
ラビリンス
名詞
標準
labyrinth
文例 · 用例
此の村、自分にはまるでラビリンスの趣があつた。
— 山村暮鳥 『小川芋銭』 青空文庫
総じて複雑した脚色は当の作者自身といえども往々混錯して往々迷路に彷徨するは、あたかも自分の作ったラビリンスに入って出口を忘れるようなものだ。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
今にわれわれの仲間の中で、私なぞの到底思いも及ばない、新式なラビリンスのようなアトリエを建てて見せてくれる人が、キッとあるにちがいなかろうと私は別になんでもないように考えているのです。
— 辻潤 『書斎』 青空文庫
熱にうかされた不自然な自分の頭脳は、思考のラビリンスの中をさまよつて、くたくたに疲れて了つた。
— 武田麟太郎 『現代詩』 青空文庫
之が非常時日本のラビリンスだと、この発展は往々にして復古主義にもなるわけであり、支那大陸への発展は肇国の初めに還ることだということにもなるわけだ。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫
音に聞くハンプトン・コートの扇形迷路、ヴェルサイユ宮殿の方形迷路、なども、遠くこれには及ばず、強いて比類を求めるならば、歴史家の雄大なる幻想として残っている、古代エジプトの大ラビリンスであろうか。
— 江戸川乱歩 『地獄風景』 青空文庫
作例 · 標準
ギリシャ神話に登場するミノタウロスが閉じ込められていたのは、一度入ると二度と出られない巨大なラビリンスだった。
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複雑に入り組んだベネチアの路地裏を歩いていると、まるで美しいラビリンスに迷い込んだような錯覚に陥った。
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その古い洋館の地下には、秘密の隠し部屋へと続くラビリンスのような薄暗い地下道が張り巡らされていた。
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