隠処
かくれが
名詞
標準
文例 · 用例
姑すかさず、もし覚えなくんば他人が汝の隠処に黶等あるを知ろうはずなしという。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
そういう隠処のある世帯持は幸福だが、情けないのは独身者で!
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
四 さても、さほどまでに多くの人々に懐かしまれた女史の、胸の隠処に秘めた恋は、片恋であったであろうか、それともまた、互に口に出さずとも相恋の間柄であったであろうか。
— 長谷川時雨 『樋口一葉』 青空文庫
何一ツ入れるべき隠処もありません。
— モウリス・ルブラン 『水晶の栓』 青空文庫
仕立ては品あしく、ぎごちなく、不恰好で、なほまた裏地は疑ひの心でありまする故、隠処のやうにおんみのあでやかさを包み隠すでござりませう。
— 西班牙風の奉納物 『或るまどんなに』 青空文庫
盜于隱處掠賣人以徼利。
— 桑原隲藏 『支那人間に於ける食人肉の風習』 青空文庫
然れども隱處に興して子水蛭子を生みたまひき九。
— 校註 古事記 『古事記』 青空文庫
〔系譜〕 その櫛名田比賣を隱處に起して一、生みませる神の名は、八島士奴美の神。
— 校註 古事記 『古事記』 青空文庫