損じ
そんじ
名詞
標準
slip
文例 · 用例
」――で机の上にあつた原稿紙の書き損じたのに書き付けてみた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
様々な神や仏の偶像も出て来るが一つとして欠け損じていないのはない。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
諏訪湖畔でも山麓に並んだ昔からの村落らしい部分は全く無難のように見えるのに、水辺に近い近代的造営物にはずいぶんひどく損じているのがあった。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
しかし空気を抜いておいてもだんだん炭線が損じガラスの内面が汚れて暗くなる。
— 寺田寅彦 『ランプのいろいろ』 青空文庫
見損じて下さいますな」 雨気が除かれたかして星が中天に燦めき出した。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
行糧の料はすでに尽き、衣類、履ものも旅の責苦に破れ損じた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
電気の仕掛けはよく損じた。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
私が、矢立の筆を動かしていると、主人はそこらに転がっていた出来損じの新らしい灰吹を持って来て巻煙草を燻らしながら、ぽつぽつ話をする。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
作例 · 標準
会議でのちょっとした「損じ」が、後々大きな誤解を生むことになった。
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彼の口から出た「損じ」は、悪意のないものだったが、相手を傷つけてしまった。
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報告書の「損じ」を修正するために、再度提出する必要がありました。
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