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名詞
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標準
文例 · 用例
田舎廻りの舞台の上で、彼は玄武門の勇士を演じ、自分で原田重吉に装した。
萩原朔太郎 日清戦争異聞(原田重吉の夢) 青空文庫
見物の人々は、彼の下手カスの芸を見ないで、実物の原田重吉が、実物の自分にして芝居をし、日清戦争の幕に出るのを面白がった。
萩原朔太郎 日清戦争異聞(原田重吉の夢) 青空文庫
その新しい草双紙で、ヴアレンチノや林長二郎のやうな美男がする、架空の人物を現實の夢にたづねて、いぢらしくも處女の胸をときめかして居る。
萩原朔太郎 宿命 青空文庫
で、いつも装は同じだが、筋書きだけが、少しずつ更えられて、たとえば頬被りをとるところを、帯を解くとか、東京音頭の代りに、伊那音頭を吹くとかして、冬の夜のメリ込むような寒さと、無聊とを凌いでいった。
――生きる為に―― 山谿に生くる人々 青空文庫
どんな装をしていても、やっぱりわかるものですね。
太宰治 正義と微笑 青空文庫
陰暦七夕の頃、武者の形あるいは竜虎の形などの極彩色の大燈籠を荷車に載せて曳き、若い衆たちさまざまに装して街々を踊りながら練り歩く津軽年中行事の一つである。
太宰治 津軽 青空文庫
羽左衛門の義経を見てやさしい色白の義経を胸に画いてみたり、阪東妻三郎がするところの織田信長を見て、その胴間声に圧倒され、まさに信長とはかくの如きものかと、まさか、でも、それはあり得る事かも知れない。
太宰治 鉄面皮 青空文庫
髭の男にしている立派な役者は、わかいお弟子の差し出す鏡に向い、その髭の先にめしつぶをくっつけようとあせるのだが、めしつぶは冷え切っていて粘着力を失っているので、なかなか附かない。
燭をともして昼を継がむ。 花燭 青空文庫