俗縁
ぞくえん
名詞
標準
worldly connection
文例 · 用例
(嬢様|勘違いさっしゃるな、これはお前様ではないぞ、何でもはじめからそこなお坊様に目をつけたっけよ、畜生|俗縁があるだッぺいわさ。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
) 俗縁は驚いたい。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
(嬢様勘違ひさつしやるな、これはお前様ではないぞ、何でもはじめから其処な御坊様に目をつけたつけよ、畜生俗縁があるだツぺいわさ。
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
寺の掟に依るに、凡そ尼となるものは、授戒に先だてる數月間親々の許に還り居て、浮世の歡を味ひ盡し、さて生涯の暇乞して俗縁を斷つことなり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
安国寺さんは小倉の寺を人に譲ったが、九州鉄道の豊州線の或る小さい駅に俗縁の家がある。
— 森鴎外 『二人の友』 青空文庫
息子や娘は母の態度を飽き足りない歯がゆいもののように思って、尼になっていながらこの世への未練をお見せするようなものである、俗縁のあった方に惜しんで泣いていただくのはともかくもだがというような意味を、肱を突いたり、目くばせをしたりして兄弟どうしで示し合っていた。
— 夕顔 『源氏物語』 青空文庫
この寺の先々住の日照というが椿岳の岳母榎本氏の出であったので、俗縁の関係上、明治十七、八年ごろ本堂が落成した時、椿岳は頼まれて本堂の格天井の画を描いた。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
殊にこの寺は関白の建立で、それをあずかる隆秀阿闍梨は兼輔が俗縁の叔父であるから、忠通が彼の法会をここで営むのは誰が眼にもふさわしいことであった。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
作例 · 標準
僧侶の道を選んだ彼は、すべての俗縁を断ち切り、修行に専念した。
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隠居した老人は、世間の俗縁から離れ、静かに余生を過ごしている。
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彼は過去の俗縁を清算し、新しい人生を歩むことを決意した。
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