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寝臥

ねふせ
名詞
1
標準
文例 · 用例
涼しいところへ枕を移しては、寝臥っていた。
徳田秋声 足迹 青空文庫
――「困つたやつちや――わしの責任になるがな」そして、今まで、爺さんの寝臥してゐた蓆を靴の先で蹴り飛ばした。
武田麟太郎 釜ヶ崎 青空文庫
下廻で宿屋に往けないので小屋に寝臥していた石川はその女と関係して夫婦約束までした。
田中貢太郎 唖娘 青空文庫
其|重価を得んと欲して春暖を得て雪の降止たるころ、出羽あたりの猟師ども五七人心を合せ、三四疋の猛犬を牽き米と塩と鍋を貯へ、水と薪は山中|在るに随て用をなし、山より山を越、昼は猟して獣を食とし、夜は樹根岩窟を寝所となし、生木を焼て寒を凌且明となし、着たまゝにて寝臥をなす。
鈴木牧之編撰 北越雪譜 青空文庫
「或時茂左衛門会所に独り閑然たる折からメノコ一人来り居りしが、いつしか寝臥したりしかば、茂左衛門叱ていう、汝我前をはばからず、まさしく陰門を出せしは不敬にあらずやという。
知里真志保 性に関するアイヌの習俗 青空文庫
助右衞門の句には、このほか、細川邸へ預けられて、元日を迎へたときのものに、けふも春恥かしからぬ寢臥かな と詠んだのがある。
吉川英治 折々の記 青空文庫