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夜業

やぎょう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
night work
文例 · 用例
蟹田なる鍛冶の夜業の火花闇に散る前を行過ぎんとして立ちどまり、日暮のころ紀州この前を通らざりしかと問えば、気つかざりしと槌持てる若者の一人答えて訝しげなる顔す。
国木田独歩 源おじ 青空文庫
こは夜業を妨げぬと笑面作りつ、また急ぎゆけり。
国木田独歩 源おじ 青空文庫
老僧 ――いやわしは退屈まぎれに碁の本を見て居るのだが、あんたは日一日働いてその上夜業はしんどうないかな。
岡本かの子 ある日の蓮月尼 青空文庫
調絲の走る途だけ飴色につやが出た竹の車で糸を紡いで、彼は暗い行燈の灯をかきたてゝは眠い目を強ひて明けて夜業をした。
平出修 夜烏 青空文庫
町は歳暮の売出しで賑わい、笹竹が空風にざわめいていたが、銀子はいつか栗栖に買ってもらった肩掛けにじみな縞縮緬の道行風の半ゴオトという扮装で、覗き加減の鼻が少し尖り気味に、頬も削けて夜業仕事に健康も優れず荊棘の行く手を前に望んで、何となし気が重かった。
徳田秋声 縮図 青空文庫
起きるのは何時頃かね」「大抵|今朝ぐらいに起きます」「夜業はせぬのか……藁細工なぞ……」「致しません。
夢野久作 巡査辞職 青空文庫
深夜一時、かすかに工夫の夜業の音が聞える。
太宰治 正義と微笑 青空文庫
外では、工夫の夜業がはじまった。
太宰治 正義と微笑 青空文庫
作例 · 標準
締め切りが迫っているため、今週は連日の夜業を覚悟しなければならない。
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工場の窓からは、夜業に励む従業員たちの影がかすかに見えた。
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昔の職人たちは、行灯の明かりを頼りに過酷な夜業をこなしていた。
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