管玉
くだたま
名詞
標準
文例 · 用例
卑弥呼は薄桃色の染衣に身を包んで、やがて彼女の良人となるべき卑狗の大兄と向い合いながら、鹿の毛皮の上で管玉と勾玉とを撰り分けていた。
— 横光利一 『日輪』 青空文庫
「やめよ、爾の管玉は病める蚕のように曇っている。
— 横光利一 『日輪』 青空文庫
我は爾の管玉を奪えば爾を置いて帰るであろう。
— 横光利一 『日輪』 青空文庫
卑弥呼は残った管玉を引きたれた裳裾の端で掃き散らしながら、彼の方へ走り寄った。
— 横光利一 『日輪』 青空文庫
「大兄よ、我は管玉を持って来た。
— 横光利一 『日輪』 青空文庫
」と卑弥呼はいって管玉を大兄の前に差し出した。
— 横光利一 『日輪』 青空文庫
」 大兄は卑弥呼の管玉を攫んでとった。
— 横光利一 『日輪』 青空文庫
それに続いて、剣を抜いた君長が、鏡を抱いた王妃が、そうして、卑弥呼は、管玉をかけ連ねた瓊矛を持った卑狗の大兄と並んで、白い孔雀のように進んで来た。
— 横光利一 『日輪』 青空文庫
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管玉(くだたま)は管状になっている宝飾装身具の部品、ビーズの一形態で、管に糸を通して腕飾り(ブレスレット)や首飾り(ネックレス)などとして用いられる。古代においてはガラスも含む希少な宝石(宝玉)から作られたので、漢字文化圏では別の形状である曲玉・とんぼ玉とともに「ビーズ」に代えて「玉」(ぎょく)名で分類する。
出典: 管玉 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0