女人禁制
にょにんきんせい異読 にょにんきんぜい
名詞
標準
prohibition on women entering (usu. for religious reasons)
文例 · 用例
曰く、「京管領細川右京太夫政元は四十歳の比まで女人禁制にて、魔法飯綱の法愛宕の法を行ひ、さながら出家の如く、山伏の如し、或時は経を読み、陀羅尼をへんしければ、見る人身の毛もよだちける。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
しづかに読書してゐると、若い女の足音がちかづいてきた、女人禁制ではないが、珍らしいなと思つてゐると、彼女はF屋のふうちやんだつた、近所まで掛取りにきたので、ちよつと寄つて見たのだといふ、到来の紅茶を御馳走した、紅茶はよかつたらう!
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
如何に愛宕の申子なればとて、飯綱愛宕の魔法を修行し、女人禁制の苦を甘ない、経陀羅尼を誦して、印を結び呪を保ち、身を虚空に騰らせようなどと、魔道の下に世をひれ伏さしょうとするほどのたわけ者が威を振って、公方を手づくねの泥細工で仕立つる。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
お仏壇は、蔦ちゃんが人手にゃ渡さねえ、と云うから、私は引背負って、一度内へ帰ったがね、何だって、お前さん、女人禁制で、蔦ちゃんに、采を掉せねえで、城を明渡すんだから、煩かしいや。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
――江戸の陰間茶屋と言えば、芝の神明裏と湯島の天神下と、一方は増上寺、一方は寛永寺と、揃いも揃って女人禁制のお寺近くにあるというのに、京はまたかくのごとく女には不自由をしない曲輪手前に、恐れ気もなく店を張っているのも、都ならでは見られぬ景物に違いない。
— 京へ上った退屈男 『旗本退屈男 第四話』 青空文庫
昔からお寺は女人禁制と相場が決まってるんだ。
— 七七の橙 『右門捕物帖』 青空文庫
「叔父上、今からはこのみ寺にも女人禁制の掟が解かれましょうな」「それは人による」と、阿闍梨もほほえんだ。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
私は比叡山は女人禁制で女は連れて登るわけに行かないと断わったのだ。
— 倉田百三 『出家とその弟子』 青空文庫
作例 · 標準
その聖地は、古くから女人禁制のしきたりがあった。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
伝統的な相撲の土俵は、今でも女人禁制だ。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
時代とともに、女人禁制の慣習は少なくなってきた。
Illusions AI · gemini-2.5-flash