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一々

いちいち
名詞副詞頻度ランク #16059 · 青空 3974
1
標準
one-by-one
文例 · 用例
勿論かういふことは、一々の短歌作品、一々の俳句作品に就いてそつくりそのまま当箝まることではないけれども、夫々の様式を規範的に観た場合そのやうに言ふことは先づ間違ひない。
中原中也 新短歌に就いて 青空文庫
たとえば裏の竹藪に蛇が出たとか、蟇が鳴いてるとか、蟻の山が見つかったとか、梅の花が一輪|咲いたとか、夕焼が美しく出ているとかいうようなことを、だれか家人の一人が発見すると、一々それをヘルンの所へ報告に行く。
室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 小泉八雲の家庭生活 青空文庫
会話が、少しもわからず、さりとて、あの画面の隅にちょいちょい出没する文章を一々読みとる事も至難である。
太宰治 弱者の糧 青空文庫
何故なら技巧とは一々の場合に当つて作者自身の関心内にあることで、殊に芸術の場合には名辞以前の世界での作業であり、技巧論即ち論となるや名辞以後の世界に属する所から、技巧論といふものはせいぜい制作意向の抽象表情を捉へてそれの属性を述べること以上には本来出ることが出来ない。
中原中也 芸術論覚え書 青空文庫
「天井の低い家だし、一々気持が悪い。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
その間に父上は戸棚から三宝をいくつも取下ろして一々|布巾で清めておられる。
寺田寅彦 青空文庫
父上はこれに一々|水引をかけ綺麗にはしを揃えて、さて一々青い紙と白い紙とをしいた三宝へのせる。
寺田寅彦 青空文庫
それでこれらの人々から受けた親切は一々明細に記録しておいて、気長にそしてなしくずしにこれを償却しなければならないのである。
寺田寅彦 田園雑感 青空文庫
作例 · 標準
一々口を挟まないで。今は私が話している最中なんだから」
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「そんな些細なことまで一々報告しなくてもいいよ」
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いちいち腹を立てていたら、この仕事は務まらないよ」
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一々説明されなくても、そのくらいのことは心得ています」
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2
標準
every single
作例 · 標準
「君は一々細かいことに口を出しすぎだ。もっと大局を見て判断してくれ。」
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いちいち説明しなくても、資料を読めば大体の流れは把握できるはずだ。」
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膨大な書類の束を、彼は一々手に取っては裏返して、不審な点がないか入念に調べた。
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「SNSのコメントに一々反応していたら、いくら時間があっても足りないよ。」
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